シャボン玉 *eternal love*



「将来、なおさんの店で働いてたりしてね」


「それいいね!」



なーんて幸せな未来予想を妄想しながら、彼女はやっぱりシャボン玉を作って空高く飛ばしていた。 



「愛斗くんは将来何になりたいの?」


「俺は薬剤師かな。お父さんがそうだから……親に言われたわけじゃなくて、お父さんを見ていてなりたいって思ったんだ」



薬の知識を知っているのもそうだけど患者さんに対して本当に親身になって接していて


子供の頃、お父さんの仕事先の調剤薬局に行った時に見ていて尊敬していた。



だから大学に行けるように勉強も頑張ってる。





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