素直になれない馬鹿女

彼は苦笑しながら


『人前でわ使わんでよ？』


ってアッサリOKした。




ちょっと驚いたけど、彼の可愛らしい笑顔を見て

私も少しはにかむように笑った。






家に着くまでの道のりは

とても短く感じて

あっとゆう間に家の前に着いた。





少し残念な気持ちがうまく隠せてなかったかもしれない



『ありがとう…』





扉を閉めて見送ろうとしたけど

車は、なかなか発進しなかった


かわりに窓からヒョコっと顔を出して


『今日、一緒に飯食い行こう』って










『うん！！』




ご主人様が帰ってきて嬉しそうな犬…ってのは

私も同じだったかも。