華は色付いて


私ノ居場所ガ

マタ

無クナッタ


「・・・ぃ、ゃ」


後ろに自然に下がる
壁と背中がくっついた

もう、下がれない


「今、なんか声がしなかったか?」

「!」


急いで口を塞ぐ
しかし、そんな抵抗は無駄で、確かめてみるかと扉が開かれていく
足はすくんで動けない

いやだ、こわいっ


「・・・」


完全に扉が開かれ、男達と目がバッチリ会う

男はにやっと笑って私に銃を向けた


「わりぃな、嬢ちゃん」


真っ赤な世界が広がった
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