私の王子様-先生【完】



「いい?私はあなたより先に先生と出会って先生を好きになったの…でも先生に迷惑をかけると思って思いは口にしなかった…なのにあなたは何?先生の迷惑になることも分からないで告白して付き合っちゃうなんて…おかしいと思わない?」

「迷惑…?」

「あんたそんなことも考えてなかったわけ?先生と生徒が付き合うってことは普通に考えて許されることではないでしょ?それがもし学校にばれたらどうなる?あなたのせいで学校辞めさせられるかもしれないのよ?」



私は先輩の言ってることに返事はできなかった。




だって…




間違ってない…




先生の迷惑も考えないで私はただ幸せ気分を味わってただけ。



先生、本当はばれないように頑張ってくれてたんだよね?




「わかったみたいね?」

「はい…」

「じゃあ、わかるわね?もし別れなかったら私が証拠の写真と一緒に学校に送りつけるから」

「写真?」

「これよ」



そう言って差し出された画面には私と先生が車に乗っているところ。


いつの間に撮られたんだろう?





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