私の王子様-先生【完】



でもそんなことどうでもよかった。


私は急いで家の中に入ろうと走るが先生の手によってそれは阻止された。



「ちょっとなんですか!」



私は先生の手を振りほどく。



「なぁ…本当のことを教えろ」



先生の声は取っても低くて怒っていることがすぐわかった。



「本当のことって何ですか?この前言ったことが本当のことですけど」



ここでも私はまた演じなければならない。


先生のことを好きではない私を…



「須藤に聞いた」

「へ…?」



彩…


たった2日もしないうちに先生に言ったの?



私は初めて彩にちょっとした怒りを感じた。





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