私の王子様-先生【完】
お付き合い



「この幸せ者~」


そう言って彩は私の頭をなでる。


私は彩に昨日のことを報告した。



「卓磨には私が言っておくね」

「ごめんね彩…」

「いいってことよ(笑)」

「ありがとう」

「でもばれないように上手くやんなさいよ?」

「当たり前じゃん!!」



ばれたら先生に迷惑かけちゃうもん。



キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴りHRの時間。



「じゃぁまたいろいろ聞かせなさいよ?」

「はいはい」



そう言って私も席に着く。


HRなわけだからもちろん先生が来る。


どんな顔をして先生を見ればいいかわからなかった。


もう恥ずかしすぎて顔も合わせられないかも…






< 88 / 238 >

この作品をシェア

pagetop