舞Days~4月。始まりを告げるBomb~



「あの…どうしました?」
私より背の低い,その子は上目遣いで聞いてきた。

「あ…うん。何でいきなり服の買い物に来たのかなって…普段着っぽいの一着もないし…」
「普段着は上の階ですよ?今日はパ-ティの衣装を買いに来たのです。」
「ぁ…そうなんだ。ありがとう。詳しいね…春風さん。」


私に声をかけて来たのは,桜宮院さんと同じくらい声を聞いたことがない春風沙恵さんだった。


「うん。何度か皆で買いに来たかのです。」
「そっか。ありがとう,春風さん。」
「そんなッ春風さんなんて;下の名前で良いですよッ;」
「そう?じゃあ沙恵。私も下の名前で良いよ。」
「ありがとうございますッ♪じゃあ…梓…ちゃん。選びましょうかッ」
「うん♪」



さ-て,可愛いのを選ぼ-っと



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