それは初恋で、
相沢くんの言葉をみんな黙って聞いた。
「そうよね!!! 良いこと言うじゃない!!」
「痛ッ…」
早紀ちゃんは相沢くんの背中を叩いた。
「私、諦めない!! あんたのお姉さんだろうが、負けないわ!!!」
早紀ちゃんの目には炎が見えた。
「叶!! 協力しなさいよ」
「俺、関係ねぇ…」
「関係あるのよ!!」
「無駄な足掻きでしょ。春樹も適当言うなよ」
「俺、本気だけど。俺だったら相手がダチの姉貴だろうが、ダチだろうがそうする」
その時の相沢くんは、叶くんに少し敵意を向けているように見えた。