それは初恋で、
「い、いいよ!!」
「遠慮すんなって、ん」
さっきよりさらにラムネを私の近くへ差し出す。
断れない…
手が、ラムネを受け取ってしまった。
一瞬、一口だけ…
「全部飲むなよ?」
ゴクッ…
私は一口だけ、ラムネを口に含んだ。
「美味しい…」
「だろ?」
相沢くんは躊躇なく、私が飲んだ後の残りのラムネを口に含んでいく。
いつか、図書室で相沢くんにもらったパンを分け合った時もそうだった。
でも、パンの時より、私は恥ずかしいよ。