それは初恋で、
「叶くん…!!! 大丈夫?!」
「…何、で?」
「…あ、勝手に入ってごめんなさい。熱も昨日ベランダで、私のせいでごめんなさい」
叶くんは小さく笑った。
そして額のタオルに手をやった。
「あ、今取り替えるね!!」
額へ手を伸ばすと、叶くんは熱い手で私の手首を掴んだ。
「藤沢の、所為じゃ…ない」
「でも、」
「アレは俺が、勝手に…、一緒、居たかっただけ」
叶くん…
「好きだよ…」
「…」
「私、叶くんが好き…」
それは、ポロッとこぼれ落ちた。