ふたり



「もう、知らないっ!」



私がクルッと寝返りをうって



柊ちゃんに背を向けると



「ハハハッ………」



柊ちゃんの笑う声がして



「だって結、ついこの間まで排卵日がど~のって言ってたのに

………ハハハッ……

なんで急にそんなに恥ずかしいんだよ」



カァァァァァァァァ………



柊ちゃんの言葉にますます顔が熱くなった




はぁ―――って柊ちゃんが
笑いをおさめて




「じゃ、結はすぐ治っちゃうね」



ギュッて後ろから
私を抱きしめた



ドキンッ………



「オレ、たくさん結を愛してる」



………柊ちゃん……



「愛で治るんだろう?結」




「そ……そうだよ柊ちゃん
愛はすごいんだから

どんな奇跡も起こしちゃうんだよ……」



ひとりぼっちの私に


素敵な旦那サマが
出来たみたいに



「愛は…すごいんだから」



柊ちゃんは うなずいて



「そうだね」



って呟いた



< 51 / 225 >

この作品をシェア

pagetop