ふたり
「もう、知らないっ!」
私がクルッと寝返りをうって
柊ちゃんに背を向けると
「ハハハッ………」
柊ちゃんの笑う声がして
「だって結、ついこの間まで排卵日がど~のって言ってたのに
………ハハハッ……
なんで急にそんなに恥ずかしいんだよ」
カァァァァァァァァ………
柊ちゃんの言葉にますます顔が熱くなった
はぁ―――って柊ちゃんが
笑いをおさめて
「じゃ、結はすぐ治っちゃうね」
ギュッて後ろから
私を抱きしめた
ドキンッ………
「オレ、たくさん結を愛してる」
………柊ちゃん……
「愛で治るんだろう?結」
「そ……そうだよ柊ちゃん
愛はすごいんだから
どんな奇跡も起こしちゃうんだよ……」
ひとりぼっちの私に
素敵な旦那サマが
出来たみたいに
「愛は…すごいんだから」
柊ちゃんは うなずいて
「そうだね」
って呟いた