僕の人生狂いました。

ゆったりのんびりマイペース



「…ふぅ~」

何となく体育館のピリピリした空気に耐えられなくなって外に出た。

あ、もちろん工藤くん達にはちゃんと言ってあるよ?


「試合終わった後の周りの視線痛かったなぁ…」

皆して僕らの事睨み付けちゃってさぁ。

僕以外の人は何にも気にしてなかったけど。

それからもずぅっとピリピリピリピリ。

ピリピリピリピリピリピリピリピリ。


「やってらんないっつーのォ!」

…あぁ~あ、
キャラ崩壊しちゃったよ。

何なんだあの人達、
僕ら何もしてないじゃないの。

ちょっとあっさり試合に勝っただけじゃない。

何?
ひがみ?

女の人じゃないんだから。

男がいつまでもネチネチネチネチ。

ネチネチネチネチネチネチネチネチ。

「キミらはホントに何なんだ!切実に思う」


…あぁ、

叫んだらスッキリした。

ていうか何で僕怒ってたんだろ?

まぁいっか。

「さぁてそろそろもど「なぁ、何か叫び声聞こえなかったか?」
「気のせいじゃね?」

む…、

誰か来た。


< 94 / 108 >

この作品をシェア

pagetop