神様、私をデブにしてくれて、ありがとう。
ボーリングを終えた私達はその後、車内で盛り上がりながらあてのないドライブをして。
帰ったのは結局、深夜になってからだった。
『おやすみなさい』
後ろの席から山下君が私に手を振る。
恥ずかしかったけれど、私も手を振り返した。
こんなことが、起こるなんて。
普通の女の子にとってみれば普通の事かも知れない。
でも、デブの私にとってこれは百年に一度の奇跡で。
その夜、今日起きたことを想像したら興奮して眠れなかった。