君、想う刻



「優くん!!」




私の声に回りがこっちを見る


廣瀬もこっちを見て……



ヤバイ、何気なく……本当に何気なく優くんって……



「朱音」



廣瀬が季山美桜から離れてこっちに向かってくる



みんなも廣瀬の行動に注目している



「朱音、少し外に出よう」



優しく私の手を握る




そして誰もいない外に向かう―――





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