BLACK×HEAVEN
「ルイ」


「あ゛?」



神様への怒りを引きずったまま、エンマに返事をした。



完全に八つ当たりやけど、そんなん知らん。



全て神様に言ってください。



「なんだよ、機嫌悪りぃな」


「別に。で、なんなん?」



エンマはすでにあたしの気分屋には慣れたらしく、八つ当たりをしても全く気にしいひんようになった。



慣れって恐ろしい。



いや、素晴らしい。



「え〜っと、なんだっけなぁ…。あぁそうだ、思い出した。今日は素晴らしい知らせがある」


「絶対素晴らしくないやろ」



あたしもエンマの楽観的な性格には慣れた。



いちいちイライラもしてられんし。
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