生きる
今日は打撃テストの日。
二軍にまぎれて、稔も参加していた。
打撃転向したいと言ったら、大村が快く了解してくれた。
監督の前で打つことができれば、自分の新たな人生が始まる。
相手はマシーンじゃなく、二軍の投手だったが、稔には自信があった。
あのときの感触を思い出し、バッターボックスに立った。
大丈夫だ、きっと打てる。
数分後には空高く、白い太陽が上がっていた。


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