いちごみるく~愛してるの声~


それからは、少しずつ葵たちの輪に入って、話すようになった。


そんな時、ふと視線を感じて、廊下を見た。


そこに居たのは、名札の色で、分かったけど…3年生。



しかも、男の人。


何かな??もしかして……聴覚障害者だから、からかいに来たの??


中学の時に、起きた嫌がらせを一瞬思い出した。


だけど……一様目が合ったから、笑って頭を下げた。


それが、無難な気がしたから。


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