♥貴方だけのメイド様♥
「俺は、湯女束旭(ユナツカ・アサヒ)。」

「旭・・・。」

「ん・・?」

「や、なんでもないっ、」


あたしは知らぬ間に

ほおを赤らめていた。

このときだけは、

メイドとお坊ちゃまという関係を

少し忘れてしまっていた。


「じゃ、1問目っ、」


そういって旭は、

ノートに問題を書き始めた。


『9X(-8Y+2)= 』


< 14 / 30 >

この作品をシェア

pagetop