紅の世界~従者と私~


ガサガサ・・・・・



後ろにある草が揺れる



誰・・・??



零れそうな涙を必死で止める。


バっ・・



『理沙(ちゃん)!!??』



へ・・・



目の前には近所のおにいちゃん



みんな汗でビショビショであたしを探してくれていたことがわかる



あたしがこんなところに迷い込んだから


こんなところへこなければみんなに心配をかけることもなかったのに


こんなに探してくれた


また涙があふれてくる


うれしくて泣いたのは初めて。


いつも悲しいから。


あたしはいつも一人の子


だけど・・・・・この日からすべてが変わっていった




『理沙(ちゃん)なんで泣いてるの?!
 怖かったよね。ゴメンね』


みんなが口々に心配してくれる


あたしが誤らないといけないはずなのに


『ゴメンなさい。あたしがこんなところにきたから悪いの。
だから・・・だからね、お兄ちゃんたちが謝らないでよ・・・』
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