誓い
宴会もかなり進んだ頃。

圭吾は何となく
気分が良くなかった。

最初は良かったのに、
どうしたのだろうか。

「…翔吾。」

圭吾はすぐに助けを求めた。

この間みたいな事は
もう嫌だった。

「あ?」

「…ちょっと肩貸して。
気分悪い…。」

翔吾の肩に圭吾は頭を乗せた。

汗がじわじわ浮き出てくる。

「最近、多いなぁ。
発作は起きてないみたいだな。
横になるか?」

「…ううん、しばらく
じっとしてれば大丈夫…。」

この部屋には
煙草を吸う人も居るので、
それで気分が
悪くなったのだろう。

「そっか。ここ空気悪いし
外行くか。」

圭吾が頷いたので、
翔吾は圭吾を外に連れ出した。
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