隣の彼はイケメン兄弟?!
ヤキモチはいけませんっ!
私達はレジャーシートの上へ座った。

さっきまでだったら隣に座れたのに、今ではちょっと離れて座っちゃう。

意識しちゃってるよ・・・私。


「もう少しこっちにおいでよ。」

「えっと・・・お弁当真ん中に置こうかなって。」


私は我ながら良い理由が見付かったと、お弁当をバックから取り出す。


「沢山作っちゃった。」


全部お弁当を出し、ふたを開くと私は思わず自分から言った。

だって、やっぱりどうみても多いもん。

これでも、結構家へ置いてきたんだけどね。



「そう?」


なんて、サラッと言うリョウ。


「俺が全部食べてやる。」


そう言って、唐揚げをパクッと口に頬張った。

全部食べてやるって・・・その言葉にドキッとする私って変?

やばい、マジで私おかしい・・・。




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