隣の彼はイケメン兄弟?!
他の男とのキス
そして、私達はバタバタしながら仕事へ行った。

私達と言っても、私と隆志だけ。

リョウはまだ少しのんびりしていられるんだって。


「いってらっしゃーいっ!」


何故かリョウに見送られる私と隆志。

私達は急いで会社に向う。


家を出ると、隆志は最初から走る素振りを見せた。

えっ?走るの?とは思いつつ、確かに遅刻はやばいもんね。


それでも隆志は、私にペースを合わせてくれている。

なのに、それでも追いつけない私。


「はぁはぁはぁ・・・。隆志?もう、先に行っていいよ?私、もう無理。」


途中息を切らしている私に、隆志は優しく手を差し伸べる。


「ほらっ!」

「いいよ。隆志も遅刻になっちゃう。」

「はぁ、もう素直じゃないな。」


隆志は私の手を無理矢理?握る。

少しだけ汗ばんだ手。

それがお互いにくっ付いて・・・離れたくないと言っているようだった。




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