がんばれ!ノザワくん

すっかり忘れてた

「ああっ、忘れてた!」

朝から、ノザワくんが、大騒ぎしていた。

「え?どうしたんですか?」

あまりに大声で騒ぐので、よねちゃんもびっくりしたようだ。

「電話会議、10時半からだったの、忘れてた~!」

時計を見ると、10:45。…もう、15分も過ぎてるじゃないか。

「急いでつながないと…忘れないように、って、朝イチで資料印刷して、ここに置いといたのに~!」

ノザワくんは、一人で大騒ぎしながら、電話をつなぎに行った。

「電話会議…そんな話、してましたっけ?」

はとりんが、よねちゃんに聞く。よねちゃんは、首を振った。

確かに、今朝の総括担当ミーティングでは、そんな話してなかったよな。じゃ、朝の時点で忘れてたってことじゃないか。

「今頃つなぐなって、怒られるんじゃないか?」

オーノ所長が、あきれたように言った。
< 53 / 154 >

この作品をシェア

pagetop