がんばれ!ノザワくん
それから1時間くらい経った後。

「いや~、外は寒かったよ~!」

のんきな顔のノザワくんが、車の鍵を振り回しながら戻ってきた。

「群馬の冬は寒いね~!上着着ないと、風邪引いちゃうよ~!」

…まだ11月なんだけど。

「どこまで行ったんだ?」

アーマ課長が聞くと、

「前橋でいいって言われたんですけど、電車の本数が微妙だったんで、新前橋まで行ってきました~」

…ホントに駅まで行ったんかいっ!

「思ったよりも道が空いてたんで、案外早く戻ってこられましたよ~!はっはっは!」

その会話を聞いていたよねちゃんは、大きく深呼吸すると、会議室へと戻って行った。…こりゃ、相当怒ってるな。

「あ、そういえば、片付けは?」

「よねちゃんがやってたぞ。『課長どこですか~!』って、鬼のような形相で叫んでた」

「それはヤバイ!手伝ってこないと!」

ノザワくんは、急いで会議室へと走って行った。…でも、今行っても遅いような気がする。
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