四季〜二人で歩む季節〜
次第に外が明るくなってきて、あたし達はベッドルームへと移った。
ベッドルームもやっぱり殺風景で、キングサイズのベッドとサイドテーブルが一つ置いてあるだけ。
別にレンがあたしを抱きたいとも、あたしが抱いてほしいともそんな言葉はなかったけど、男と女が一緒に居ればやる事は一つ。
絡み付くようにあたしはレンの首の後ろに腕を回す。
「キス…して。」
あたしが言った言葉に、レンは優しくそっとキスをしてくれた。
それが合図かのようにあたし達は一心不乱に唇を重ねる。