アタシと王子様
…―でも、あたしは嬉しくなかった。



「桃花ちゃん?」



「あたしは…お姫様って言われるなら…」



「言われるなら…?」



「大事な人の1人だけのお姫様になりたいです…」



自分の口から出た歯の浮くような言葉と先輩のポカーンとした表情に我に返る。


「あ!!!すいません…何かエラそうな事言っちゃって…」



「いや…」



自分の顔が赤くなったのが分かった。



真面目に受け止めず笑い飛ばしてくれると思ったのに…



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