アタシと王子様
「まぁ!そのうち俺の事を好きになってると思うけどね?」
「左様でございますか…ハハハ」
「……何、頼む?てかオゴリの話は無しね?」
「エェェッ??!!」
「あはは、嘘だよ!いいよ!好きなの頼みなよ」
掴みどころがないって言うか子供っぽいって言うか…
「じゃぁ〜特上ステーキセットのドリンク付きで」
「待て待て、却下」
「……アイスミルクティで我慢します」
そう言ったあたしを困ったような顔で見つめ笑うと注文を頼んだ。