【連作】半熟騎士の日記帳 Season2
「そ。俺、昔っから、馬が好きでさ」

並んだ馬の背を撫でながら、イヴンは御者台を降りた。

客室の方に、歩いてくる。

バートが扉を開けると、彼は、身軽な動作で、ひらり、と開閉部の床に飛び乗った。
片手で自分の体重を支え、にっ、と笑う。
< 28 / 106 >

この作品をシェア

pagetop