Melody Honey
「えー、みんなに話しておきたいことがある」

バイト募集の広告を見た数日後、編集長が言った。

何だろう?

みんなは仕事の手を止めると、編集長に視線を向けた。

編集長の隣には背の高い男の人――と言うよりも、男の子の方が正しいだろう――が立っていた。

ふわふわとしたかわい雰囲気の男の子だった。

明るい茶色の髪に微笑んでいるかのような優しい顔立ちは、例えるとするならリスやウサギなどの小動物みたいな子だ。

学生かな?

私よりも年下なのは確かなことだけれど。

「今日からここでバイトすることになった、大沢くんだ」

編集長が男の子――大沢くんを紹介した。

へえ、あの広告を見て働きにきたんだ。
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