王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「先生、なんで黙ってたのよ!二人して、あたしをからかってたんだ!」



もうあんな大人が居るから、世の中変になるんだよ!



あ~あ、絶対謝っても許さないんだから!!



「……ちゃん」



ん?



「お嬢ちゃん、待ちなって!よぅ分からへんけど、可愛い顔が台無しやで?」



急に声を掛けられあたしは、眉間に皺を寄せながら振り向いた。



そこには、赤茶の髪のかっこいい人が居た。



「鈴ちゃん、大丈夫?」



ひょっこり赤茶の髪の人の後ろに居たのか、里香ちゃんも顔を覗かせる。



「里香ちゃん?なんで居るの?授業中だよね?」



「らって、わたし、鈴ちゃん心配でグス……めいわくかな?」



めいわくなんて事……



「ありがとう!里香ちゃん」



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