王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「神風先生だけど……」



「嘘つき」



「神風先生だけだから」



「嘘よ……!」



トモの声が、体育館に響く。すると、担任があたし達に近付いてきた。



「どうした?えっと、名前なんだっけ?」



「っ……」



担任の言葉にトモは、顔を真っ赤にしながら体育館を飛び出して行った。



「名前、忘れちゃダメだろ?倖先生!」



確かに、忘れちゃダメだよ。あたしも、忘れちゃってだけどね……



担任は、すまんすまんと言いながら頭を掻いた。
クラスメート達は、そんな担任を笑っていたのだった。



それにしても、何で、写真があったんだろう?写メだったのに……



わざわざ、プリントしたのかな?



あたしはそう思いながら、腕組した。



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