王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「え?……っ……」



先生は、屈んでいる腰をさらに屈め、膝に地面が付くぐらいにしゃがみ込み……


あたしをじーっと見ながら、あたしの手の甲にチュッと軽く口付けしたのだ。



「姫、俺が一生側に居て差し上げますよ?何があっても、俺が守ってあげます」



そしてあたしにそう言った。



この時のあたしは、ただ先生が、軍服だから、サービスで冗談を言ってるのかと思ってた。



けど、違ってたのと分かるのは、もう少し後の事だ。



もう少し……後……


この先何があってもあたしは、先生が好き。



先生だけが好きだよ?



だから、先生のもう一つの職業教えて欲しいな。……なんて……



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