王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「俺が、朝起きると、テーブルには昨日の残りの味噌汁があったんだ」



あたしは、先生の言葉を聞きながら味噌汁を頭に思い浮かべる。



湯気がたっている味噌汁は、多分良い匂いだろう。



「その味噌汁は、フの味噌汁で」



フって美味しいよね?あたし好きだな。


「その味噌汁は、腐ってたんだ。おしまい……」



え?それだけ?



あたしは思った。つまらない話だなと……



先生がこんなつまらない話をするとは、微塵も思わなかった。



それでも、あたしは嫌いにはならないよ。



例え、つまらない話を聞かされたとしても……



「あなた、変わらないわね?昔から」



「だから、俺はお姉さんとは初対面ですよ」



「まぁ、あの子には秘密ですもんね」



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