ミルクキャラメル100個分
走って走って走りまくって・・・
後ろから

「虹架~!!
 待てよ~!」

いや・・・いや・・・

来ないで!

「何ですか?
 私あなたに告られるような・・・
 そんな数分で好かれるようなことしました?」

恥ずかしいセリフだけど頑張った。

「うん」

「何をしたって言うんですか?」

本当イヤな人・・・

「キャラメル食ったらさ君のキャラメルへの愛情が分かった。
 羨ましいよ。
 ミルクキャラメルが・・・」

本当にキャラメル好きなのかな。

「食べてみ?
 でも俺が決める。
 この人生これからキャラメルを食べる数は100個だ。」

「どうして?」

もっともっと人生ミルクキャラメルで楽しみたい

「というか俺がいなくなるまでは
 100個までだ」

「だからなんで?」

「食いすぎたらよ・・・
 虹架が俺をスキになりすぎるからだ
 キャラメルを食べるほど俺をスキになっていく
 虹架はそういう人生でいいか?」

やだやだやだやだやだやだ!!!!

「分かった。
 あなたが転校したら101個食べてもいいのね?」

「あぁ・・・」

ちょっぴり表情が寂しそうだった。
私何かしたかな?

思いながら残り食べていいキャラメルは99個になった。

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