僕の白雪姫


俺は結構好きだけど…。





「なんだよひーくん…俺になんか用でも?」





「ひーくんって呼ぶな!俺の授業を聞いてなかっただろ…だからお前には英文で反省文かけ」





「ききき聞いてました!!」




英文の反省文とか死ぬ!
死んでもしたくない…





「ギャハハハハ!!連時ぃ…なに考えてたんだよ〜?変態みたいなことか?」





教室から入ってくるなり
大声で笑って俺をからかってきた陸斗。
珍しいな…
陸斗も3限目から学校くることあんだ…。





「そんなこと考えてねぇよ…お前じゃあるまいし!!」




「俺だってそんなこと考えないぜ!!」





「嘘つけ!!なんか暇があれば考えてんじゃねぇか!!」




俺はちょっとムッとして
床においていた杖を持って陸斗に近づく。





「なんだと…久々にあったってのにその態度は…」





「ああ゛?ケンカ売ってんの?」





俺の言葉で
教室にいた生徒たちがいっせいに壁際による。
ひーくんは俺の席に座ってため息をついている。





< 174 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop