-意地悪王子な旦那様-
……―――決戦当日―――……
「…はぁ」
今は朝の6時半調度
「まだ、優起きてない…」
よかった、とホッとして優が部屋から出てくるのを広いリビングにあるソファーに座って待っていた
そーいえば
よく考えるとここの部屋は本当に広いんだってことを実感する
いつも、いつもいつもこのリビングで一緒にご飯を食べてたね?
って…
そんなに昔じゃなかった
1週間前…つい最近じゃん
なのにこんなに昔のように感じる
…なんか、やだな
あたなと過ごした日々が昔と感じるのはなんだか悲しいよ
ってゆーか、
優遅くない?
いつも早いのに…
あたしは優の部屋を覗きに
行こうと思った
静にドアの取っ手を捻る
あたしはこのあと覗いたことに
強く後悔することになる
「う…そ…だよ…ね?」
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