元カレ教師


「未来~どうしよう?」


あたしは直ぐ様未来に泣きついた。


「大丈夫だよ?
だって妃奈悪い事してないでしょ?」


「だけど…」


「大丈夫だって。
ほら、待っててあげるから行っておいで。」


「うん…」


あたしはトボトボと英語準備室に向かった。


「失礼しまーす。」


「お!こっちだ。」


他には誰もいない準備室に昴の声が響いた。


あたしは昴の近くに行った。


そういえば学校で昴と話すの初めてだっけ?


「滝沢、オレがお前を呼んだのはな…」


「黙ってろって事?」


「…そういう事だ。」


「ねぇ昴?」


「それから、もうその呼び方は止めろ。」


「…」


「オレはこの学校の教師で滝沢の先生だ。」

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