元カレ教師


「木下先生!」


いつもの硝子のドアを開け、あたしは木下先生に駆け寄った。


「早かったわね。」


「そうですか?
ありがとうございます!!」


「どういたしまして。
座って。」


あたしは促され、椅子に腰かける。


「あの、先生?」


「どうしたの?」


「その、ここに来てこんな事聞くのも変だけど、良いのかなって。
その、昔の話聞いて。」


「いいよ。
でも、これだけは約束して。
絶対に誰にも言わないって。」


「…ってことは、あたししか知らないって事ですか?」


「そんな感じかな?」


イタズラっぽく笑った彼女も、また魅力的だった。


北条先生が付き合ったっていうの分かる気がする。


男だったらそりゃ惹かれるなぁ、みたいな?


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