元カレ教師


「はい、これみやびちゃんので、こっちが阿紗子の。」


「ありがとう!」


「いただきます。」


バレンタインのお昼ご飯のデザートであるチョコを食べながら、あたし達はいつものように喋る。


チョコを食べてる以外は日常と全く何も変わらない。


「それで昨日さ、」


「うんうん。」


本当に平和だった。


だが、騒ぎというのは平和な時にやって来るもの。


今回だってそうだった。


「どうだった?
ちゃんと渡せた?」


「う、うん!
渡せたよ!!」


「おめでとう!」


「良かったね!」


「頑張った甲斐があったね!!」


周りで広げられるガールズトークの数々。


今教室に戻ってきた彼女も、バレンタイン成功者の一人である。


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