-中月郁乃[ナカツキフミノ]と、風季長都[カゼキナガト]と、家族達の話-
-オペラ歌手になった娘の典子[フミコ]の家出と、突然の再会の巻!-
大衆演劇の世界からテレビドラマの世界に進出した女優の中月郁乃[ナカツキフミノ本名中芹郁乃<ナカセリフミノ>]の娘の典子[フミコ]は、『中芹[ナカセリ]の家にいる事に疲れたので出て行きます。さようなら。』と、言う内容の置き手紙を残して秋田へ家出し、家出先の秋田で知り合った俳優の銀乃丞[ギンダイジョウ本名生方銀乃丞<ウカタギンノジョウ>]との結婚を条件に資金援助を受け子供の頃からの夢だったオペラ歌手になり寺沖典子[テラオキフミコ本名生方典子<ウカタフミコ>]の芸名を貰ったのです。女優の中月郁乃[ナカツキフミノ本名中芹郁乃<ナカセリフミノ>]は、オペラ歌手になった娘の典子[フミコ]に再会した際に、『典子[フミコ]には、こんなに可愛い男の子がフタリも、いたのね。典子[フミコ]も、母親になった事を知れただけでも、良かったわ。』と、言うと、女優の中月郁乃[ナカツキフミノ本名中芹郁乃<ナカセリフミノ>]の娘でオペラ歌手になった典子[フミコ]は、『そんなの関係ないわよ。』と、言って出て行こうと、したのですが、そのまま倒れ込み、かかり付けの助産院へ運ばれ女優の中月郁乃[ナカツキフミノ本名中芹郁乃<ナカセリフミノ>]の立ち会いで1男1女を出産し、フタリは涙の和解をしたのです。
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