先生×自分
「では、魚じゃなく野菜にすればいい?」


「それも、ダメです」


もう何なの、この人達。
頭おかしいよ、もう。


「っていうか、もう終わり。黙ってて下さい」


「え~」


「やはり、サプリメントが…」


ため息をついて、平次の隣に座る。


「僕達似てないかも」


「十分、似てるよ」


すべて似てる気がするから。
性格も容姿も、頭の中も。


「なぁ、宮沢。ちょっとおいで」


「はい」


何か、自分さっきから動き回ってるよね。

木田先生の隣に行くと、耳元で囁かれた。


「…え」


「な?」


「んー…面倒なんですけど」


「まぁまぁ。で、一緒に出かけような」


…仕方ない。


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