殺人許可日

少し走っただけなのに足首が鋭く痛んで思わず座り込んだ。


「…っ」


こんな足じゃ…またすぐ狙われる…。


医務室に行こう…。


あたしは涙を拭ってゆっくり立ち上がった。


「ーーおい」


ビクン!


すぐ振り向くとーー


高校生くらいの男の子が立っていた。


< 41 / 66 >

この作品をシェア

pagetop