アリス図書館
「両親の魂を取り戻すには、肉親からの寿命の半分という代償が必要だった。
私は迷わず貴女を選んだわ」
ローズはなにも言わない。
顔を下に向けて、表情までは見えない。
聖夜は、ただアリスを見つめることしか出来なかった。
「黒い心と白い心・・・残るのはどちらか一つ。
高い確率で、私はイオンに黒い心が残ると言われた」
「だから私は今日まで選べなかった」アリスは俯くとそうぽつりと呟いた。
でもその声は、その場にいた全員に聞こえていた。
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