光のうみ
私を呼んだ声
博多駅は、暗い感じがした。

眠たがっている男の子を
早く寝かせてあげたい。

公衆電話のタウンページで
ホテルの番号を調べ、
予約を入れた。


ホテルの部屋に入り、
男の子を寝かし付けた。

しばらく一人。

一人は好きじゃ無いと思っていたが、
一人で暮らした時間が長かったためか、
不思議に落ち着く。

シャワーでも浴びようか、
そう思い、立ち上がる。

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