悪魔の妹と天使の彼女

終末

俺たちはその大きな物に向かって走った。
「こいつが最強の敵・・・」
見た目は悪魔と言うか鬼そのもの。
その大きな物は俺たちを見下ろして口を開いた。
「お前らがレイトを倒した奴らか?」
「ああ、それがどうした!」
「俺はずっとあいつの中に封印されてたんだ。ネユカやシアンやルナのように・・・」
俺は何でこいつがそんな事を知ってるのか気になった。
「何でお前がそんな事を知ってるのだ?」
「まあ、俺に勝ったら教えてやるよ!」
そう言って、黒い霧みたいなのを手から出して来た。
「な、何だ?」
その時
「お兄ちゃん、その霧から離れて!」
とミエルが言った。
俺は言われるがまま、離れた。
「あの霧は何なんだ?」
「あの霧は魔力を吸収するの。」
「じゃあ、俺があの中にいたら・・・」
「そう、せっかく、回復した魔法も使えなくなる。」
「マジか・・・で、あいつは結局何者なのだ?」
「あいつこそ悪魔界でデビル7より強い闇騎士のリーダー、ガース。」
「ガース・・・」
「良く聞け、天使に裏切り者ミエルに堕天使よ。俺は戦う気はない。」
「どう言う事だ!?」


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