生徒会長VS幼なじみ
第1章

好きな人

あ〜!もう遅刻だ〜!


間に合うかな〜


遅刻をしたくない私は学校までの道の土手をひたすら走っていた


もう!鞄重いし、足痛いし、最悪じゃん!


「よう!」


後ろから声がかかる


息を切らせながら見ると、呑気にチャリに乗ったクラスメイト


「ちょっ…と…乗せ…てよ…」


私は走るのを止めて、チャリのハンドルを握った


「ちょっ…何すんだよ」


「いいじゃん、ね?遅刻しちゃうし…風紀の先生怖いから…お願い!」


私はちょっと上目遣いをしながら甘えた口調で必死に頼んだ


「チッ…仕方ねえな〜校門の手前までだからな!」


「うん!ありがと!」


言ってみて良かった






< 1 / 527 >

この作品をシェア

pagetop