生徒会長VS幼なじみ
お母さん達が泣いていた


私も少し泣きたくなった


車は少しずつスピードを出し始めた


「あいらちゃん!バイバ〜イ!」


「バイバ〜イ…」


私は佑樹に手を降った


でもそれが私の限界だった


もう車が見えなくなる…


私とお母さんはいつも遊んでいたいくつかの公園のうちの、いちばん小さな公園を通って帰らなければならなかった


佑樹の乗った車が見えなくなってゆっくりとお母さんと歩いて公園の入口に来た時、涙が溢れた


「う…うわぁ〜ん…」


「あ、愛羅…」






< 106 / 527 >

この作品をシェア

pagetop