生徒会長VS幼なじみ

キスくらいいいだろ?

ジリリリリ………


ベッドの横の棚に置いてある目覚まし時計が鳴る


私は眠たい瞼を無理矢理開けて、アラームを止めた


それと同時に再びベッドに潜り込んだ


今日は学校行きたくない


和真に会いたくない


それなのにお母さんが階段の下から私を呼ぶ


「愛羅〜起きなさ〜い」


「は〜い」


仕方ない…


休む理由とかないし


私は着替えて鞄を持ってリビングへ行った


「おはよう…」


「おはよう。パンでいい?」


「うん…」


お母さんがパンをオーブンに入れて焼き始めた


「どうしたの?朝から元気ないわね?」


「うん…ちょっとね」


「友達とケンカでもしたの?」


「まあね…」


お母さんズバリ的中!


私は焼けたパンにバターを塗って、食べ始めた






< 127 / 527 >

この作品をシェア

pagetop