生徒会長VS幼なじみ

第５章

ドコ見てんの？

私達は生徒会室を出て、下駄箱に向かった


今日はいつもより帰りが遅くなって、部活中の後輩の姿がチラホラと見えるだけ


｢じゃ、チャリ取ってくるから校門な！絶対帰るなよ！｣


｢は〜い。わかってる｣


私はドキドキしながらいつもと変わらない口調で答えた


私は靴を履き替えてゆっくりと校門へ歩いて行った


待つといってもそんなに待たないうちに、和真はチャリでやって来る


そして当たり前のようにこう言う


｢乗れよ｣