生徒会長VS幼なじみ
毎年ではなくても、会える年は、こんな感じで、私達は会うことが出来ていた


お母さん達のおかげだね


小学校の高学年になったある日、お母さん達が久しぶりに会うことになり、私と佑樹も再び会うことになった


高学年ともなると、異性を意識して素直になれないのが普通だろうが、私達はずっと連絡を取り合っていたせいか、自然に接することが出来ていた


「あ、愛羅!」


佑樹が私を見つけて手を振る


「佑樹〜久しぶりぃ!」


この頃はもう名前で呼び捨てをしていた


お母さん達がコーヒーを飲む横に座り、退屈そうにしている佑樹


「お母さん、佑樹と本屋でも行ってていい?」







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